肝臓病用キャットフード

腎臓病と肩を並べるほどにかかりやすいメジャーな病気である、肝臓病。
そして腎臓病と同じように、かかってしまうと完治はとても難しい深刻な病気です。
今回は肝臓病で悩む猫のために、肝臓病向けのキャットフードについてご紹介します。

肝臓病のものの主な特徴というと、「脂肪が控えめになっていること」があります。
脂肪分が多いと肝臓への負担が起きやすく、肝臓病の症状をさらに悪化させてしまいます。
肥満の猫がなりやすい、脂肪が肝臓に蓄積して機能が低下していってしまう脂肪肝の対策同様に、タンパク質と脂肪分を少なめに抑えることで、現状以上に脂肪が体に蓄積、付いてしまうのを防げるのです。

一般的なキャットフードよりも抑えているものがあると、何かと味や嗜好性が下がって猫の興味がなくなってしまうのではと思われがちですが、キャットフードの種類が多いので味が良く嗜好性の高いものもちゃんと売られています。
元々好んで食べていた普通のキャットフードがあれば、それに近いものを選ぶと良いでしょう。

また、タンパク質の量をそのままに、消化性の高いものに置き換えている肝臓病用キャットフードもあります。
「肝機能が低下してタンパク質が消化しにくいから、タンパク質の量を減らす」という従来の考え方を打破し、「十分な量の消化しやすいタンパク質を!」というものです。
タンパク質の少ないものばかりで不安だという場合や、調節してあげられる自信がないなどといった場合は、このようなタイプを選ぶのが無難といえます。

ネット通販でも数多く肝臓病用のキャットフードが売られていますが、含まれている栄養素やタンパク質・脂肪の量を確認することはもちろん、「獣医師推奨」や「医療機関認定」などと、何かしらの専門家や機関がおすすめ・認定しているものがあるので、少し値が張るとはいえこういった信頼性の高いものを買うと良いでしょう。
一食当たりの量さえ気を付ければ、あとは安心といっていいほどのものですので、チェックするべきといえます。
こちらにはキャットフードの価格相場が載っています。
値段だけで品質の良し悪しを決めることはできませんが、あまりにも安いキャットフードには粗悪な原材料が使われている可能性が高いため避けた方が良いでしょう。
また、猫の年齢によってキャットフードを変えることも、健康を管理していくには大切なことです。