皮膚病用キャットフード

体をかゆそうにかき続けたり、舐めたり噛みついたり、さらには本来毛によって見えないはずの地肌が見えるまでに毛が抜け落ちてしまったり、フケのようなものが出ていたりなどの症状が特徴の皮膚病。
常に心配になるほどの毛並みや肌のボロボロさから、焦りを感じている方も多いことでしょう。
今回は、皮膚病に効果的なキャットフードについてご紹介します。

そもそも猫は皮膚病にかかりやすい傾向があるため、常に注意が必要です。
主な原因としては、ノミやダニ、食物アレルギーが挙げられます。
ノミやダニによる皮膚病は、どちらかといえば外部的な問題なため、基本的に「キャットフードで食生活を考えて...」という方法での改善はできません。
シャンプーやスプレー、生活環境の改善による治療が必要となります。

一方で、食物アレルギーが原因の皮膚炎はキャットフードでの改善が期待できます。
皮膚病用のキャットフードの特徴としては、消化の良い「加水分解タンパク」を含んでいるものがあります。
この消化の良いキャットフードについてはこちらもご覧ください。
これはタンパク源の中でも特に食物アレルギーになりにくい性質があり、これを含んでいるかいないかの違いでも、皮膚病の抑制・改善には差がついてきます。
ただのタンパク質でなく、「加水分解」という要素が効果をもたらしているので、これを含んでいる特徴のものを選ぶようにしましょう。

また、「皮膚のバリア・健康維持機能」がしっかりと備わっているものを選ぶのも重要です。
パントテン酸、イノシトール、ナイアシン、コリン、ヒスチジンといった、あまり聞きなれない物質を含んでいるのが特徴で、これらが皮膚の健康を保ち、維持してくれる効果があるのです。
皮膚病に効果があると示しているキャットフードを見かけたら、真っ先に買わずにこれらがしっかりと含まれているかどうかを確認するようにしましょう。

また、抗炎症作用をもたらす「オメガ-3系脂肪酸」も、アレルギーによる皮膚の疾患への対策に有効的です。
研究機関もその有効性を発表するほどなので、信憑性がとても高いです。
上記の2つとともにこの物質も含まれていれば、皮膚病の改善に大いに期待ができるというわけです。