下痢用キャットフード

元々体が弱くて下痢気味な猫がいれば、ここ最近体調が悪くて下痢気味な猫もいることでしょう。
便秘も困りますが、下痢も困りますよね。
今回は、下痢を抑えたり改善する効果があるキャットフードについてご紹介します。

実は、猫にとって穀類は消化が悪いためお腹を壊す原因になっているのです。
少量ならこれといった問題はありませんが、大量に摂取してしまうと格段と下痢のリスクを高めてしまいます。
安いキャットフードであれば、生産コストを抑えるためであったり、量を少しかさ増しするためなどで穀類を多く含んでいるものが珍しくありません。
「キャットフードを変えたら、下痢が改善された!」というような体験談がよく見受けられます。
これには、実は「含まれている穀類がより少ないものに変えたから」という真相が隠されていたのです。
もちろんほかにも理由があったのかもしれませんが、穀類が関係することが多いです。

実際に一般のキャットフードと下痢に効果的なキャットフードを比べてみると、下痢用の方が比較的穀類が少なく、お腹の調子を整える乳酸菌がより含まれています。
また、合成保存料や人工着色料といった添加物も不使用にし、自然に近くなっており、できる限り猫の下痢・軟便の要因を無くしています。
値段は多くが2kgで3000円台半ばと少し高めになっていますが、これだけ対策がしっかり講じられていることを鑑みれば、割高ではないといえます。

ただ、下痢を治してあげたい一心でたくさん食べさせるのは良くありません。
というのも、肥満用のダイエット食ほどどれもカロリーを抑えてあるわけではないからです。
なので、カロリーを気にせず下痢に効果があるという点だけで購入してたくさん食べさせて、実はそれがカロリーを抑えたものでなかったら、肥満へとつながってしまいます。
それでは健康に気を遣ってあげている意味がなくなってしまうので、カロリーもしっかり確認したうえで適量をあげるようにしましょう。
下痢用のキャットフードでなくても、穀物不使用のキャットフードはありますので、普段から穀物があまり含まれていない商品を選んであげると良いのではないでしょうか。
こちらにキャットフードの適量や上手な与え方が載っています。
愛猫がいつまでも健康でいられるように、日頃から体調をよく確認してあげましょう。