心臓病用キャットフード

老猫がかかりやすい、心臓病。
中でも心筋症が割合的にほとんどとされており、命の危機が迫ることだってあります。
今回は猫の心臓病に焦点を当て、どんなキャットフードが適切かをご紹介します。

代表的な症状としては、「食欲が減退する」というものがあります。
本来肉食で食欲旺盛な動物なだけに、食欲減退は死活問題です。
「食欲減退=食べる量が減る=カロリーの摂取量が減る=痩せる」という解釈になり、間違いではないのですが、だからといってあえてカロリーの高いキャットフードをあげるのは間違いです。
というのも、「自ら動くことが減る」という症状も少なからずあるため、その場合も考慮すると肥満の原因になりかねず、肥満になれば内臓や骨に負担がかかってしまいます。
これでは猫の健康状態の悪化に拍車をかけてしまいますよね。

なので、健康的な主食である総合栄養食の量や割合を増やし、少しずつでも確実にゆっくりと無理なく食べさせるなどと、食生活そのものを変えるのではなく、現時点での食事の摂取の確実さを重視すべきといえます。
なので、ここでの「心臓病用キャットフード」とは与え方の調節を指すわけです。

では実際に心臓病向けのキャットフードはないのかといえば、なんとかあります。
基本的にドライタイプで、値段は高めなので経済的負担が大きくなってしまうのが難点です。

実際には、心臓病は腎臓病ほどメジャーな存在ではないため、心臓病そのもののためのキャットフードはとても少ないのが現状です。
少ない中からその特徴をあげると、「塩分や糖分が少なめになっている」ことが多くなっています。
塩分や糖分を摂りすぎると、肥満や高血圧、心疾患になるのは人間でも猫でも同じです。
まずは大前提として、これらを減らしているのです。
また、「タウリンを豊富に含んでいること」も特徴です。
タウリンは「心臓と目の健康維持」という心臓病にとってピンポイントな効果があり、この特徴失くしては心臓病用とはいえないほど重要なものになっているのです。
このタウリン配合のキャットフードがなぜ良いのかについてはこちらのサイトでも詳しく解説されています。